杉村敏之-雑記

文章ウェブの制作、承り〼。

GWのあれやこれ

今年のGWは長い連休を会社からいただけて心身ともに充実の蓄電期間を得ることがかない、夏の盆休みまでの勤労意欲とそれに不可欠となる動力、四肢の先の先までがっつり格納。まずは、地元での飲み会。次に野球観戦。それから拙宅にメンコイ赤ん坊を引き連れ訪ねてきた友人夫妻に風邪をもらって2日間を床の上で無駄に費消し、ちょっと宿題をし…

Read more

ぐらとぐら

本震のぐらと余震のぐら。おっとろしかったね。腰が抜けたね。裸足で事務所のビルを駆けだすと同じ通りに面した近くのビルの壁がホロホロと崩落してて、歩道が瓦礫の山になっていたね。走る車を縫うように往来を横断して目の前の大きな公園へと避難したね。少し落ち着いたところでほっとすると、指の爪がほんの少し欠けるという甚大な深…

Read more

白い風景が口の中でじゃりじゃりいってるぜぃ。

自分が担当している取引先のひとつが千駄ヶ谷にある小学校の真裏にあって、そこへ打ち合わせに出かけるたびにその小学校の前を通りがかるのだけど、つい先日はこの寒空の下で、体操着姿の男女が入り混じってソフトボールの試合をやっていてずいぶんと白熱をしていた。通りのこちら側から背の高い門扉の、格子状の隙間からのぞくようにしばらくそ…

Read more

駆けめぐったあれはきっと殺意だわね。

朝。地下鉄の長い長いエスカレーターで地階へとゆるやかに降下。対向したエスカレーター、地上へとせり上がる女とすれ違う。馬鹿デカなヘッドホン。から漏れるズジャズジャ。肩にかけた鞄。からのぞくグシャグシャ。死んだ左目と右の目。くたびれたパンツスーツ。女、滋養強壮瓶詰め飲料を無表情にあおる。んで、かるくげっ…

Read more

リアルな痛覚とももに最初の一歩をぼくは大きく踏み出すのだよ

どうやら新年が明けたようです。ようです、とまるで他人事のような物言いなのは、ここまで実感を伴わない年明けをかつて迎えたことがないからであって、そもそも一週間まえの大掃除でビカビカに磨き上げたはずの風呂場の天井に一筋の拭き残しを見つけてしまったのが運の尽きっちゅーもんで、全裸で椅子に登ってゴシゴシとその汚れと取っ組み合…

Read more